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第Ⅲ部のご案内

こんにちは。チーフコンダクターの山口大介です。

ここまで各パートトップ、コンダクターが記事を書いて来たと思いますが、今回の記事で最

後となります。拙い文章ではありますが、最後までお付き合いください。

では、3部で僕が指揮をする曲の紹介から。

まず、1曲目は、フランチェスコ・アモローソ作曲の「祖国への愛」です。この曲は、今年

度私たちが出場した、第4回全日本マンドリン合奏コンクールの課題曲でした。課題曲に選

ばれるだけあって、奏者の技術、指揮者の解釈が求められる曲です。この曲で僕が学んだこ

とは多く、特にテンポの変化という部分については、奏者と指揮者がイメージを共有するこ

との大切さ、難しさを感じました。

続いて、2曲目は、リムスキー=コルサコフ作曲、壺井一歩編曲の歌劇「皇帝の花嫁」序曲

です。オペラの曲だけあって、ドラマティックな展開を見せる曲です。この曲を演奏するに

あたり、実際に「皇帝の花嫁」のDVDを視聴しました。内容は登場人物の想いのすれ違いによ

って起こる、ドロドロの愛憎劇です。愛する人を手に入れたいという純粋さや欲深さ、それ

故に人につけ込まれてしまう人の弱さといったものが描かれた作品だと感じました。元はオ

ーケストラの作品ということで、マンドリンで演奏するのが困難な部分が多々あり、苦戦し

ましたが、情熱の込もった演奏をお聴きいただけるよう、全力で指揮をします。

最後に、3曲目は、丸本大悟作曲の「星のしずく〜空への扉〜」です。どこか懐かしい旋律

と、宇宙の雄大さを感じるようなフレーズが印象的です。曲を通してハーモニクスが随所に

散りばめられていますが、それはまるで星の瞬きのようです。この曲を演奏している時の奏

者の顔がとても楽しそうで、曲への愛を感じると共に、それだけ愛される曲を演奏できる喜

びを練習のたびに感じています。3部最後の曲ということで、僕にとって特別な曲です。演

奏が終わった後、聴いてくださった方が、この曲を好きになっているような演奏をしたいと

思っています。

以上が曲紹介となります。最後に一言だけ。

僕は今回の演奏会で引退となります。

最後の一音まで、全力で指揮します。御来場お待ちしています。

思っています。

以上が曲紹介となります。最後に一言だけ。

僕は今回の演奏会で引退となります。最後の一音まで、全力で指揮します。御来場お待ちし

ています。

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